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異常液体 『水』

皆さんこんにちは。
「里得木」です。
今回は『水』が異常液体と呼ばれている理由について書いていきたいと思います。

①固体になると膨張する
ほとんどの物質は固体になると収縮するのですが、水は固体になると膨張して密度が低くなります。
そのため、氷は水に浮くことができます。
この性質がなければ、氷河や氷山は沈んでしまい、生態系に大きな影響を与えるでしょう。

②高い比熱を持つ
比熱とは、物質の温度を1℃上げるのに必要な熱量のことです。
水の比熱は4.18 J/g℃で、他の物質よりも高い値です。
この性質があるため、水は温度変化に対して安定しており、地球の気候を調節する役割を果たしています。

③高い表面張力を持つ
表面張力とは、液体の表面に働く引力のことです。
水分子は水素結合という強い相互作用で結びついており、表面では内側に引っ張られるため、表面張力が高くなります。
この性質があるため、水は滴や泡を作ったり、昆虫が水面を歩いたりすることができます。

④高い溶解力を持つ
溶解力とは、物質が他の物質を溶かす能力のことです。
水分子は極性を持っており、正負の電荷で他の物質に引き付けられるため、溶解力が高くなります。
この性質があるため、水は多くの物質を溶かして生命活動に必要な栄養素や酸素を運ぶことができます。

⑤不規則な結晶構造を持つ
結晶構造とは、固体の分子が規則的に並んだ形のことです。
水分子は氷になると不規則な六角形の結晶構造を作ります。
この性質があるため、氷の結晶は雪や霜として美しい形を見せてくれます。

 

読んでくれてありがとうございました。


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