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とってもわかりやすい化学式と化学反応式の書き方

皆さんこんにちは。
テストの結果的に理系を名乗る資格が無いような気がする里得木です。
今回は、化学の基礎である「化学式」と「化学反応式」の書き方を書いてみようと思います。

目次

1. 元素記号の使用

各元素は国際的に定められた元素記号で表します。
元素記号の最初の文字は必ず大文字で、2文字目以降は小文字です。
例:水素 H ヘリウム He リチウム Li ベリリウム Be
元素記号は周期表に基づいています。

2. 原子数の表記

1つの原子の場合は数字を省略します。
例:H O
2つ以上の原子がある場合、元素記号の右下に小さな数字で表します。
例:H₂ O₂

3. イオンの表記

イオンの電荷は右上に記します。
正電荷は+、負電荷は-で表し、電荷の数も記します。
ただし、1のときは省略します。
例:ナトリウムイオン Na⁺ 塩化物イオン Cl⁻ カルシウムイオン Ca²⁺ 硫酸イオン SO₄²⁻

4. 化合物の表記

一般的に、金属元素を先に、非金属元素を後に記します。
例:食塩 NaCl 炭酸カルシウム CaCO₃

5. 係数の使用

物質の前に大きな数字(係数)を付けて量を表します。
係数は化学式全体にかかります。
例:2H₂O は水分子2個を表す

6. 矢印の使用

化学反応式では、反応物と生成物を矢印(→)で結びます。
例:炭酸水素ナトリウムの熱分解 2NaHCO₃→H₂O+CO₂+Na₂CO₃

7. 状態の表記

物質の状態の情報が必要な場合は、括弧内に記すこともあります。
固体を(s)、液体を(l)、気体を(g)、水溶液を(aq)で表します。
それぞれ、「solid」「liquid」「gas」「aqueous solution」の頭文字から取られています。
例:水の電気分解 2H₂O(l)→2H₂(g)+O₂(g)

8. 電子の移動

電子の移動は矢印(→)を使って示します。
例:Fe → Fe²⁺ + 2e- (鉄が電子を2個失って Fe²⁺ イオンになる)

 

自分の言葉でまとめることは、復習にもなったので、良かったです。
化学式や化学反応式を正しく理解して、もっと面白い化学を学んでいきたいです。