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ブラジルのゴールドラッシュ

アルキメデス」です。

ブラジル首都のブラジリアは、リオデジャネイロサンパウロよりも総合的に規模が小さいですが、実は昔はすごく世界的影響度が高かったことを知っていますか?

 

ポルトガル植民地、ブラジル

大航海時代バスコ・ダ・ガマの功績によりインドのゴアに植民地を建設した頃、アメリカ大陸の南側の陸地が発見されました。南大西洋の海流によって流されたためで、その沿岸の原住民は高度な農業を営んでいました。また、内陸部には原始的な狩猟採集民族がいました。そのうちの沿岸の部族を支配し、ブラジル植民地ができました。

 

砂糖産業の停滞

ブラジル植民地は砂糖の一大生産地となりました。しかし、スペインのカリブ植民地でも砂糖が多く作られるようになってきました。キューバやハイチがその代表です。

このため、新たな産業を探さなければならなくなりました。

 

内陸への開拓

そして、内陸部に大量の鉱産資源があるという話が入植者に知れ渡り、内陸への探検隊の開拓が進められました。

 

ゴールドラッシュ

開拓の結果、ブラジリアあたりに巨大金鉱脈が見つかりました。1年に一度、金をリスボンに運ぶ輸送船団は世界の注目を浴びました。また、リオデジャネイロフランス軍に占領されたときの身代金としても金を使いました。

 

現在のブラジリア

ブラジリアは今も金の産地であり、かつ現在の首都という新たなアイデンティティを持っています。今後、どのように発展を遂げるのか見ものです。