理系の理系による理系のためのブログ

理系以外の人も大歓迎です。

今日は「植物学の日」〜里得木のベランダの植物を添えて〜

今日(4/24)は、「植物学の日」です。

これは、「日本の植物学の父」と呼ばれる「牧野富太郎」の誕生日に由来するものです。

牧野富太郎:国立科学博物館

牧野富太郎は、40万枚もの植物標本を作成したと言われています。
成果としては、600を超える新種の植物を発見したことや、2500種以上の命名が挙げられます。

牧野富太郎の名言「雑草という草はない」という言葉がとっても好きです。

ということで、我が家の植物たちを眺めていこうと思います。

このレタスは、技術の授業で育てたものです。

レタス(2024/04/24)

レタス(2024/02/07)

レタス(2024/02/14)

レタス(2024/03/21)

家庭科の調理実習でレタスサンドを作るのに使われました。
根っこ以外のすべてが食べられたのに、なんか、元気に成長しています。

次に紹介するのは、シソだと思われる植物です。
冬に種まきをして、なかなか発芽しないなあと思っていたのですが、暖かくなってきたためか、立派な子葉が現れました。

シソ:里得木のベランダ

前に紹介したネギは、花が咲き、ネギ坊主になっています。

ネギ:里得木のベランダ

最後は、ざっそ……謎の植物です。
このバケツには様々なものを突っ込んで、堆肥にしております。
そのため、なんの植物なのかが曖昧です。
直近では、ニンジンの上のところを4分割して植えた記憶があります。
また、葉っぱのギザギザ感からもその可能性が高いと言えるでしょう。
正体がわかるまでは、抜かずに置いといてあげようと思います。

ざっそ……謎の植物:里得木

 

最後にクイズです。
下の写真は何を撮ったものでしょう?

目?
答えはこちらをクリック

答えは、「ニンジン」です。
薄く切るのにハマっていたらめっちゃ薄くできました。
そのときに、電気に透かして撮ったらどうなるんだろうと思い、撮ってみました。
どうでもいい話でした。

東進数学特待日記 第4章 高次関数のグラフ

前章で3次関数のグラフを考えた。
そのときは、
①導関数を求める。(微分する)
②求めた導関数から増減表を作る
③x切片、y切片、極値などを調べて、グラフを書く
そ3手順で書いた。
しかし、高次関数になると、求めるのが大変になりすぎる。
そこで、大局的考察と局所的考察をして、グラフの概形を推定することを試みる。
=大局的考察=
f(x)=aₙxⁿ+aₙ₋₁xⁿ⁻¹+……+a₁x+a₀
というn次関数を考える。
このとき、最高次係数aₙの符号とnの偶奇によって、以下の4つのパターンに分類できる。

 

=局所的考察=
n次関数が(x-α)^kを因数に持つとき、kによって、(α,0)周辺での挙動が特徴的になる。
k=1のとき


kが偶数のとき


kが3以上の奇数のとき

さらに、因数分解された形から増減表を上手に書き、グラフを推測することもできる。


偶関数……f(-x)=f(x) y軸に関して対称
f(x)=x²、f(x)=cos x etc.

奇関数……f(-x)=-f(x) 原点に関して対称
f(x)=x³、f(x)=sin x etc.

最大値・最小値も増減表をうまく利用する。

将棋✕デッキ構築型ローグライクゲーム「将棋ライク」をプレイしてみた。

 

今回、紹介するゲームは将棋ライク 〜将棋✖️ローグライク〜 | フリーゲーム投稿サイト unityroomから遊ぶことができます。
何回も挑戦しているので、スクショの順番が入れ替わっていると思いますが、ご了承ください。

「はじめる」を押してスタート。

ルール説明を聞きます。

編成に加える駒を選びます。
実在する駒も創作の駒もあります

始まりました。
「王将」ではなく、「王城」なのですね。
攻撃、防御、体力と将棋にはない要素があり、王城に何回も攻撃しないといけないのが、新たな感覚です。

明らかに「マリオ」がいます。

金>銀>普通の三種類の駒があります。
Levelが上がるとレアな駒が出やすくなります。

勝つことがあります。

負けることもあります。

強いです。

強すぎです。

Level6になると、ゾンビのような駒が登場します。
ここでいつも負けていました。

救世主が現れました。
ゾンビの防御力・体力は低いので相性がいいはずです。

Level8までたどり着けました。

Level20が最終ステージらしいです。
どんな人がたどり着けるのでしょうか……

戦略を書いてみます。
序盤では、真っ先に王城を目指す。
終盤(中盤)では、自分の王城に相手の駒がたどり着けないようにする(攻撃が重いため)
攻撃力が同じなら、先に3回王城を攻撃しなければなりません。
自分が駒を動かしていたら、3ターンもかかってしまい、自分の駒が相手に取られる可能性があります。
そのため、駒は自動のやつをとるのがおすすめです。

 

今回、紹介したゲームは将棋ライク 〜将棋✖️ローグライク〜 | フリーゲーム投稿サイト unityroomから遊ぶことができます。
将棋をここまでアレンジできるんだと驚きたい方はぜひ遊んでみてください。

数学特待日記 第3章 3次関数のグラフ

「東進数学特待日記」シリーズでは、数学特待生として東進の数学の授業を受けた感想を書いている。
数学特待制度についてはこちらの記事を見てほしい。
※あくまで、メモである。(見やすくは作っていない)

前回、微分をリミットの考え方で理解した。

「青色の図形f(x)におけるx座標がaの地点での傾きを考える。傾きには2点が必要なので、図形上にx座標がxの黄色い点を置く。黄色の点を赤色の点に近づけると緑色の線も動く。黄色の点が赤色の点に限りなく近づいたときにできる緑色の線の傾きを『x=aにおけるf(x)の微分係数』という。」(←ちゃんとした定義)

しかし、実際に計算するうえで定義通りにやるとめんどくさすぎる。
そのため、楽をする方法を考える。

f(x)=xⁿ
導関数の定義は
f´(x)=(f(x+h)-f(x))/h
代入して
f´(x)=((x+h)ⁿ-xⁿ)/h
二項定理で展開して
f´(x)=((xⁿ+nC₁xⁿ⁻¹h+nC₂xⁿ⁻²h²+……+nCnhⁿ)-xⁿ)/h
xⁿを計算して
f´(x)=(nC₁xⁿ⁻¹h+nC₂xⁿ⁻²h²+……+nCnhⁿ)/h
hで割って、
f´(x)=nC₁xⁿ⁻¹+nC₂xⁿ⁻²h+……+nCnhⁿ⁻¹
h=0として
f´(x)=nC₁xⁿ⁻¹
nC₁=nなので
f´(x)=n*xⁿ⁻¹

とても簡単に計算できるようにった。
確認問題
f(x)=x⁵の導関数を求めよ。

解答を表示

5x⁴

また、微分には線形成がある。
そのため、関数f(x)、f(g)、定数k、lにおいて
{kf(x)+lg(x)}´=kf´(X)+lg´(x)
が成り立つ。

確認問題
5x⁴+(1/3)x³の導関数を求めよ。

解答を表示

20x³+x²

3次関数の導関数は2次関数になる。
その2次関数によって、3次関数を6種類に分けることができる。(下図参照)

増減表もお忘れなく!

理系の本紹介『スマホを捨てたい子どもたち 野生に学ぶ「未知の時代」の生き方』

基本情報見方はこちら

タイトル:スマホを捨てたい子どもたち 野生に学ぶ「未知の時代」の生き方
著者:山極寿一
出版社:ポプラ新書
発行日:2020年6月8日
大きさ:11.2 x 1.3 x 17.4 cm(194p)
読むのにかかる時間:30分
内容の難解さ:普通
日本語の難解さ:簡単
 

内容・感想

この本の著者は京都大学総長だったゴリラ研究者の山極寿一さんによって書かれました。
第1章では、スマホでのつながりでは信頼が得られないということが述べられていました。
スマホが登場しても脳の大きさが変わらないため、人間が150人とまでしか信頼関係を保てないのは変わらないという話が印象的でした。
人間の好き嫌いは数値ではないという話も共感できました。
第2章では、著者がゴリラとともに生活をするまでの全貌が書かれていました。
人間として動物を観察するのではなく、動物に成り代わるという手法がすごいなと思いました。
ゴリラの声についても丁寧に書かれていて、2m手前であいさつをするという話が特に驚きました。
また、初めに観察したニホンザルとゴリラの違いも書かれていました。
一番、興味深かったのは、完全な年功序列サルと違い、ゴリラは子供でも大人の喧嘩を止めることがあるということです。
第3章には、言葉が人間にもたらしたものを書いていました。
言葉によって距離をおいて会話ができるということが書かれていました。
また、言葉ができたため、時空や場所を超えたフィクションが生まれたことも書かれていました。
第4章には、人間らしさについて書かれていました。
家族を作れるのは人間だけと書かれていて、驚きました。
食事を一緒にするというのも珍しい行動だそうです。
第5章には生物としての自覚を取り戻せと書かれていました。
筆者は、情報化が進めば人類が考えることをやめてしまうことを危惧していました。
また、ゴリラはケガしている仲間を助けるという話も書かれていました。
第6章は未来の社会の生き方について書かれていました。
0と1の間のような正解を1つに絞らない答えが大切と書かれていました。

ゴリラと生活した筆者が人間のことを書いている本です。
気になったら、ぜひ、読んでみてください。