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すばる望遠鏡が空気シャワーの可視化に成功!

こんにちは。中学生でありながら、朝日小学生新聞を読んでいるミーティアです。☄普段、土曜日、日曜日は記事を書きませんが、昨日の新聞で驚きのことが書いてあったので急遽記事を書いております。



題名には、「すばる望遠鏡宇宙線の可視化に成功」とあります。本当に題名のとおりに「空気シャワー」が「可視化」されたのです。

「大阪公立大学国立天文台から成る研究チームがすばる望遠鏡の超広視野焦点で撮影された二万枚もの画像を分析した結果、今も宇宙から私達に降り注いでいる「空気シャワー」を非常に高い空間分解能で可視化できることを発見しました。」

宇宙から降り注ぐ宇宙線「空気シャワー」の可視化に成功! | 観測成果 | すばる望遠鏡

 

 

これは、日本でも、世界でも、大きな成果と言えるでしょう。宇宙線の存在が、空気シャワーという形で画像化されることにより、今まで未知の物質と言われてきたダークマターの研究がよりやりやすくなると思います。先は長いかもしれませんが、ダークマターについてより深く分かれば嬉しいです。ダークマターは、宇宙で約27%も占める物質で、ダークマターが一つの物質なのか、それとも複数の物質なのかは今でもわかっていません。私は複数の物質であると考えています。科学的根拠はありませんが、、、、、、ですが、27%もある物質が宇宙全体で一つの物質といえるのか、、、、、、と思います。そう考える理由は、通常物質を元に考えてみました。通常物質は宇宙全体の5%あります。その、たったの5%(宇宙全体では私達にとってかなり大きいですが)であっても、数え切れないほどの物質があります。その5.4倍も宇宙を占めるダークマターが果たして単一の物質であるのか、、、、、と考えました。

https://subarutelescope.org/jp/results/2023/10/11/3309.html」より引用

そして、実際の画像を引っ張ってきました。横長の写真ですが、星と星の間に小さな線みたいなものが見えると思います。

「本来、これらは観測には必要ない線として、データ処理されて消されてしまいます。ですが、研究グループが詳しく解析したところ、線の向きや長さが揃っていて、大量の「空気シャワー」が地球に降り注ぐ様子だとわかりました。」

宇宙から降り注ぐ宇宙線「空気シャワー」の可視化に成功! | 観測成果 | すばる望遠鏡

 

二万枚もの画像を探し出した成果です、、、、、、、果てしないですね、、、、



空気シャワーと何度もでていますが、なぜ、「宇宙線」ではないのか疑問に思った方もおられると思います。実際、宇宙線と空気シャワーは違うのです。
宇宙線」が大気中に飛び込んできた際に、空気の原子核と衝突して粒子が生じます。これらが崩壊&生成を繰り返して大量の粒子となって地球に降り注ぐのが「空気シャワー」です。
なので、宇宙線は宇宙空間を四方八方に飛び交うエネルギーを持った放射線のことになります。地球にいればオゾン層がたくさんの人類にとって有毒な物質から守ってくれているため、人類には有害ではありません。ですが、環境破壊によるオゾン層破壊が進んでいるため、心配されています。最近の研究によると、オゾン層は修復可能だということが解明されています。今からでも環境破壊に最善を尽くすということは、これからの私達にとっても、今の私達にとっても重要だと言えます。ですから、オゾン層によって守られていないISS内の宇宙飛行士は、大量の放射線を浴びていることになります。



主に世界でも有名な望遠鏡は、様々な星からの散乱している光を鏡で集めることで、地球から見て弱く光っている星であっても観測できます。2021年日本時間でクリスマスに打ち上げられたジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡も、そのような仕組みで既に様々な宇宙観測に関する成果を挙げています。(宇宙空間で観測を行うことで地球よりも不純物が少ないため、より精密な観測ができるという利点もあるためでしょう)同じような仕組みで観測を行うすばる望遠鏡はその反射する鏡の一つである主鏡が8.2mと、世界最大級の口径を持っています。



今回の記事は、すばる望遠鏡が空気シャワーの可視化に成功したということで、記事を書かせていただきました。(来月号の科学雑誌に掲載されてそう)

今回は、自身の情報不足でネットに頼るしかありませんでした。😢

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subarutelescope.org

www.nao.ac.jp