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地質標本館に行ってきました

「サイエンス・スクエア つくば」の次は、同じ敷地内の地質標本館に行きます。

公式HP:https://www.gsj.jp/Muse/
「サイエンス・スクエア つくば」の記事:「サイエンス・スクエア つくば」に行ってきました

川や海などの地形の模型です。
実際に、海面の高さや水量を調整して、地形がどう変化するのかを見せてくれました。

流れる水の働き:地質標本館

宮城県牡鹿半島牧の崎の海岸の崖のレプリカです。
この大きな褶曲(しゅうきょく:横方向の圧縮により地層が曲がること)はかつての地殻変動を表しています。

ジュラ紀の褶曲層:地質標本館

地層の両端を引っ張ったり押したりすることで断層を作ることができる模型です。
正断層や逆断層、横ずれ断層について学ぶことができます。

断層のモデル:地質標本館

地層を3Dで見れるなんて、すごい技術ですね。

港区の立体地質図:地質標本館

化石を進化の順番に並べて、展示されています。
こんな生き物から人類になったのかぁと思いながら見ていました。

化石:地質標本館

なんと、化石に触ることができました。
フズリナとアンモナイトです。
アンモナイトはごつごつしていました。

化石:地質標本館

フズリナをルーペで見てみます。
丸いやつ全てがフズリナです。

フズリナ:地質標本館

ここで、アンモナイトが絶滅したのに、似ているオウムガイが生き残った理由を聞いてみました。
「確定しているわけではないですが、アンモナイトは生息していた水深が浅かったため隕石の影響を受けやすかったため、絶滅した」と答えてくれました。

里得木と恐竜の足跡を比べてみました。
恐竜、でかい。

恐竜の足跡と里得木(筆者):地質標本館

写真が下手で伝わりにくいですが、階段がアンモナイトのようになっています。
細かいところに凝っていていいですね。

アンモナイト階段:地質標本館

金は格別の輝きを放っていますね。

鉱物でみる周期表:地質標本館

宝石が作れるのっ?
電子レンジでも作れるという噂のサファイアを作ってみます。

宝石をつくる:地質標本館

これは知っています。
ルビーもサファイアもアルミでできているのです。

宝石をつくる:地質標本館

僕のサファイアーっ。
もらえなかったです。
当たり前ですね。
僅かに含まれる金属がルビーとサファイアのどっちになるかに影響を与えているんですね。

宝石をつくる:地質標本館

問題があったので見てみましたが、難しくて、解けませんでした。

日本地学オリンピック:地質標本館

キラキラしている石はきれいですね。

鉱物:地質標本館

ハリネズミのような石があります。

スコレス沸石:地質標本館

石を薄く平らにしたものが「岩石薄片」です。
顕微鏡で覗き、観察をするために作るそうです。
それで、蝶々を作るという発想にはなかなか至らない気がしますが……

岩石薄片:地質標本館

天井に丸いものがつるされています。
一体、何なのでしょうか?

天井につるされている丸いもの:地質標本館

鏡で見てみると、日本付近の震源のマップになっていることがわかりました。
すごい作りですね。

地震の場所:地質標本館

無料とは思えない展示の面白さと量で、見るのに1時間半もかかってしまいました。