夏休みに富士登山に行ってきました。(記事を書くのが遅くなってごめんなさい)
そこで感じたことや学んだことを紹介します。
森林限界
環境省によれば、
森林限界とは、環境条件の変化のため森林の生育が不可能となる限界高度のこと(地球温暖化で富士山の姿が変わる? 懸念される影響とは | COOL CHOICE 未来のために、いま選ぼう。)
だそうです。
五合目(標高約2500m)でバスを降りたのですが、そこから数分も登らないうちに、木がなくなって背丈の低い草だけになっていました。
ただ、小さな植物やコケなどは山頂まであり、緑色が一切見れないわけではなかったです。
気圧
気圧は、その場所にかかっている空気の圧力のことです。
1㎡あたり1N(約100g)かかっている状態を1㎩(パスカルと読む)といいます。
富士山頂に持って行ったスナック菓子は破裂しそうなくらい膨らみました。
なぜでしょう?
地上の気圧は101325㎩(約1013hPA)です。
そして、富士山頂の気圧は約630hPaです。
なので、地上では釣り合っていた外からの圧力と中から押す力が、富士山頂では中から押す力のほうが相対的に大きくなり、袋が膨らみました。
明らかに膨らんでいることがわかります。
地上で食べるとあまりおいしくないのですが(こらっ)、山頂で食べたらとってもおいしかったです。気圧によるものなのでしょうか、、、
沸点
校長先生が山頂でお湯を沸かして優雅に紅茶を飲んでいました。
その時温度を測っていたのですが、90℃くらいで沸騰していた気がします。(←ちょうどいい温度やん)
友人に山頂で沸点が下がる理由を聞かれたので、考察してみました。(2024/2/9追記)
そもそも、沸騰というのは、液体の内部で気体が気化することです。
普段は外気圧が蒸気圧を上回っているため、このようなことは起こりません。
しかし、液体が熱されることで、蒸気圧が上がり、沸騰という状態になります。
つまり、富士山の山頂では、外気圧が低いため、地上より低い温度で蒸気圧が外気圧を上回った(沸騰した)ということだと思います。
火星
富士山頂の風景の感想をお伝えします。
「めっちゃ火星!」
地上から見える青い富士山が偽物なのではないかと思ってしまうほど赤かったです。
疑問に思ったので、宇宙専門のミーティアに聞いてみたら、
「多分、溶岩じゃないかなぁと思うけど
ほら、火星にも火山があるやん
○○先生もゆってたけど、固まった溶岩があると、磁力がおかしくなるネン。
つまり、鉄や、磁力に関係する何かしらの鉱石に関する成分があると思ってるんだけどねぇ、、、、」
と、バリバリの大阪弁で答えてくれました。
僕の適当な質問にも科学的に答えられてさすがです。
ちなみに、山頂に見えている建物(廃墟?)は富士山レーダーの跡地だそうです。
詳しくは⇩
雲を食べる
ちなみに、僕の富士登山の目標であった「雲を食べる」は実現できたとも、できなかったとも言えます。
雲の定義について気象台では、
雲の正体は、空中に浮かぶ水や氷の小さな粒つぶの集まりなのです。(https://www.jma-net.go.jp/sendai/knowledge/kyouiku/yoho/kumo.pdf)
と説明されていました。
最短でも10mは離れていないと白いもやもやが見えれないのですが、さっきまで雲があったところを歩いているときは雲の中を通過している気分になりました。
富士登山を通して、人と協力するということや持ち物を管理するということ、時間を見て行動することなど様々なことを学べました。
それらを、今後の人生に生かしていきたいと思います。
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