理系の理系による理系のためのブログ

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近大のオーキャンに行った話

昨日、近畿大学のオープンキャンパスに行ってきました。

始めに訪れたのは、理工学部のある38号館です。
1階から見ていきましょう。

原子力発電の再現。(エネルギー物質学科)

光を用いた通信。(電気電子通信工学科)

手で光を遮ると、画面に波長が現れなくなります。

写真は撮り忘れましたが、2階では数学やVRを使った分子の展示がありました。
7階では、「触媒」の実験をしていて、犯罪捜査で使われる「ルミノール反応」や、コンサートで使われる「ケミカルライト反応」を見ることができました。

 

腹ごしらえをします。
近大マグロ&ブリヒラのお寿司を食べました。
近大マグロは世界初の完全養殖クロマグロ、
ブリヒラはブリとヒラマサのハイブリッド種です。
とても美味しかったです。

 

食べ終わったら、原子炉見学に行きます。
※顔写真付き身分証明書が必要なので、お忘れのないように。
写真撮影が禁止されていたので、説明しにくいのですが、すごかったです。
出力が1W(人間は100W/h)ととても低いので、冷やす必要もなく、安全だそうです。
また、教育用の原子炉として日本唯一であるため、他の大学の学生も勉強に来ることがあるそうです。
さらには、日本最古の原子炉と聞き、驚きました。
原子力発電の仕組みは、ウランが核分裂したときに発生する熱で水を沸騰させてその蒸気でタービンを回すというものです。(だいたい)
核分裂したときに発生する中性子を吸収する装置(制御棒)を動かすことで、その出力を調整します。
実際に頑張ったら何Wまで出力できるのか聞いたのですが、ウランを覆っている水の温度が上がると中性子を抑えられなくなるので、核分裂しなくなってしまいます。
そのため、数Wも出力できないという答えでした。
一般の原子力発電所では、水を冷却したり、圧力をかけて沸騰しないようにしたりといった工夫がされているそうです。
帰りは放射線に汚染されていないのかの検査をしました。
検査でアウトになったことがあるのか聞いてみたら、なんと、あったそうです。
実際に汚染されていたわけではなく、温泉で買ったブレスレットから放射線が出ていたことが原因だったです。
とっても楽しかったです。

 

次は、創薬体験に向かいます。
ガン細胞をやっつける効果を確かめる実験をします。
界面活性剤、食器用洗剤、水酸化ナトリウム、エタノールの4種類を使います。
4人で参加したので、対照実験をしてみます。

マイクロピペットを使って、試薬を入れていきます。

結果がこちら。
色が濃いほうが効果が高いことを示しています。

 

最後は、駆け足で生物理工学部と農学部を見に行きます。

乳酸菌の種類をPCRで確かめる実験をしました。

3分クッキング方式で結果が横にありました。

お酒の強さのパッチテストをしました。
結構、強いらしいです。

無菌播種の体験もしました。
バジルが育つらしいです。

かっこいい西門です。

中学生というと少し驚かれましたが、親切な対応をしてくれました。
そして、大学って楽しそうな場所だなぁと思いました。
とても貴重な体験をできて、面白かったです。