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【実験】葉緑素の抽出と分光光度計を用いた吸収波長の測定

皆さんお久しぶり、理系高校生ころ里得木(りえき)です。
前回の更新から一か月半が経ったようで、驚いています。
学校生活は忙しいのですが、充実した人生を送っています。

先日、学校で行われた実験についての記事を書いていこうと思います。

今回の実験の概略
植物に含まれている葉緑素にはいくつかの種類がある。
クロロフィルaは青緑色、クロロフィルbは黄緑色、カロテンはオレンジ色を吸収しやすい。
植物から葉緑素を抽出して、種類を特定するぞー。

 

まず、葉っぱをすりつぶします。

有機溶媒を加えて、さらにすりつぶしていきます。
「有機溶媒」ってカッコいいですよね。

左が食用藍藻(シアノバクテリア)、右が葉っぱです。

マイクロピペット(左)でマイクロチューブ(右)に移します。

遠心分離器にかけた後、有機溶媒にシリカゲルを溶かしたものを入れておいたパスツールピペットに注ぎます。
しばらくすると、色ごとに層ができます。

黄色の部分を集めます。

ディスポセルと呼ばれる透明の容器に移します。

分光光度計と呼ばれる機械に入れます。

吸収されやすい波長から葉緑素の種類が特定できます。
これはクロロフィルbのようです。

今回、集めた小瓶たちです。
クロロフィルaもbも観察できました。

ざっくりとした解説ではあったのですが、いかがだったでしょうか。
僕としては実験ができて楽しかったです。
夏休みもぼちぼち書いていこうと思いますので、また気が向いたら見てください。
それでは~。