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理系の本紹介『「ハリー・ポッター」が英語で楽しく読める本 』

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タイトル:「ハリー・ポッター」が英語で楽しく読める本 
著者:クリストファー・ベルトン (著)、速見陶子 (翻訳)
出版社:コスモピア
発行日:2003/6/2
大きさ:2 x 14.8 x 21 cm(267p)
読むのにかかる時間:長時間
内容の難解さ:読みやすい
日本語の難解さ:読みやすい
 

内容・感想

「ハリー・ポッター」の映画を英語でみた里得木です。
英語で見た後に読むと、そういうことだったんだ、となって面白かったです。
特に、"said"代行動詞。
「~と言いました」をsaid以外の言葉で表し、感情や様相を伝える、というものです。
映画では、映像があるので、様相をとらえるのは難しくはありませんが、原書を読むときなどは、知っておくと、より、鮮やかに情景を思い浮かべることができるでしょう。
また、呪文や人名などから、その様子が想像しやすいようにネーミングされていると書かれていて、作者はすごいなぁと思いました。
舞台であるホグワーツという魔法学校も、イギリスでの全寮制私立中高等学校がモデルとなっているようです。
学寮制や、寮ごとの点数制などもそのままだそうです。
また、ライバル校がどこにあるのかについて、校名や先生・生徒の名前から、何語圏か推測していて、面白かったです。
登場した魔法の小道具やお菓子などの一覧もあって、楽しむことができました。

「ハリー・ポッター」は創作英単語やなまりが多くて、英語の勉強には向かないという意見もありますが、意味を推測する楽しさがありますし、何よりもとても面白いので、おすすめです。
映画だと、映像と字幕or吹き替えで理解も深まるので、とても良いと思います。

また、「ハリー・ポッター」を英語を通じて見た(読んだ)or見たい(読みたい)人は、この本を読むと、より、深く作品を楽しむことができると思います。