今回は、上の耐水ノートのレビューを書いてみます。
「耐水ノート」とは
「耐水ノート」というのは、ポリプロピレンベースの「ユポ紙」で作られたノートのことです。
完全防水なので、雨が降っていたとしても、さらに水中だったとしても、文字を書くことができます。
今回は、実際の使用感と一般紙との対比実験、さらに科学的な仕組みについて解説していこうと思います。
目次
使ってみる
B6サイズを買いました。
一般紙と同じ力でちぎることができます。
書いてみる
それでは、文字を書いていこうと思います。
上から順に、えんぴつ、マイネーム、SARASA赤色のボールペン(水性顔料タイプのゲルインク)、筆ペンです。(左が耐水ノート・右が一般紙)
筆ペン書きづらいです。
水に漬けてみる
ボールに水を入れました。
耐水ノートを水に浸していこうと思います。
結果、筆ペンが水に溶けてしまいました。
水中で書いてみる
それでは、水中でも文字を書けるのか調べてみようと思います。
結果、えんぴつは書けて赤ペンは書けませんでした。(下図、下部の2箇所)
消しやすさ
鉛筆で書いた文字を消しゴムで消してみます。
結果、一般紙と同じように消せる。
しかし、方眼も消える。
科学的な仕組み
合成紙に耐水性がある理由は、主原料が石油から作られる合成樹脂であるためです。
合成紙は、木材パルプではなく合成樹脂を主原料として製造されています。
代表的な合成樹脂には「ポリプロピレン」が使われており、これはプラスチックの原料でもあります。
つまり、合成紙はプラスチックフィルムに近い性質を持っているため、水に強い耐水性を備えています。
しかし、書き心地は紙そのものです。
これは、合成紙は単なるプラスチックフィルムではないからです。
製造工程で「ミクロボイド(微細な空孔)」を発生させることで、しなやかさや印刷適性など紙らしい特性も兼ね備えています。
このようにして、耐水性とともに紙の良さも合わせ持つ合成紙が実現されています。
したがって、合成紙に耐水性がある理由は、主原料が水に強い合成樹脂であり、さらにミクロボイドによって紙の特性を付与されているためです。
様々な項目で一般紙と耐水ノート(ユポ紙)を比べてみる
折ってみる
同じ力で折り曲げてみます。
結果、折り曲げた状態を維持しにくいことがわかりました。(左が耐水ノート・右が一般紙)
破ってみる
どんだけ強い力を書けても破れません。(左が耐水ノート・右が一般紙)
切ってみる
ハサミで切るのは簡単です。(左が耐水ノート・右が一般紙)
穴を開けてみる
穴あけパンチで穴を開けることもできます。(左が耐水ノート・右が一般紙)
使い心地
実際にお風呂で使ってみました。
ブログのネタや内容、やろうと思ったことをメモできます。
今まで何もすることがなかったお風呂。
めっちゃいいアイデアを思いついた、これをしなければならないことを思い出した、といったときに、こう思ったはずだ。
「絶対に忘れる...」
こんなつらい思いをしなくなる。
それが、「耐水ノート」!
梅雨の時期に入り、雨に濡れる機会が増えますが、耐水ノートなら安心して使えます。
また、アウトドアやレジャーのシーンでも活躍してくれるでしょう。
気になったら、ぜひ、使ってみてください。