最も暗記に良い色を探る
理系の理系による理系のためのブログ 里得木
キーワード:暗記、色、筆記具
1.はじめに
普段、様々な色で書かれた文字を見ている。
そして、英単語の暗記などの勉強でも、重要な単語を赤色で書いたり、黄色の蛍光ペンを引いたりしている。
その中で、何色で書かれた文字が最も記憶しやすいのかということが気になった。
そこで、英単語帳の単語を用いて、実験することにした。
2.実験手法
2.1実験環境
自室内の図1の環境で実験した。
2.2実験者
筆者(里得木)
2.3実験に使用したもの
実験に使用したものは、ミニラボ(英単語帳)、赤色のペン、青色のペン、黒色のシャープペンシル、黄色の蛍光ペン、タイマー、白紙である。
2.4実験手順
①英単語帳を10単語ごとに区切る。
この10単語というのは、筆者が受験する予定の定期テストに出る単語で覚えていなかったものが40単語あり、4種類の筆記方法で実験したかったため、40÷4で得られた値である。
最初から順に、第一区分、第二区分、第三区分、第四区分と呼ぶ。
②第1区分において日本語での意味を見て英単語を答えるというテストを実施する。
この際、1分という制限時間を設ける。
③正誤判定をする。
図2は③が終わった様子である。
第二区分、第三区分、第四区分においても同様のことを行う。
④得点計算する。
図3は実際の結果である。
得点を表1にまとめた。
表1(筆者が作成)
第1区分 7点(10点満点)
第2区分 4点(10点満点)
第3区分 5点(10点満点)
第4区分 3点(10点満点)
⑤第1区分の英単語と日本語での意味を黒色シャープペンシルを用いて書く。
⑥第2区分の英単語と日本語での意味を赤色のペンを用いて書く。
⑦第3区分の英単語と日本語での意味を青色のペンを用いて書く。
⑧第4区分の英単語と日本語での意味を黒色シャープペンシルを用いて書き、黄色の蛍光ペンを引く。
図4は⑤・⑥・⑦・⑧で得られたものである。
⑨21:00~6:00の9時間の十分な睡眠を行う。
⑩起床後、適度な運動を行い、目を覚ます。
⑪図4の第一区分が書かれた紙を見る。
この際、筆記に用いた色以外の影響を減らすため、手を動かしたり、スペルを唱えたりすることを禁じた。
また、見る時間は誤答数(要記憶単語数)×5秒と定め、図5のタイマーを用いて計測した。
⑫その後、制限時間を1分に設定して、日本語での意味を見て英単語を答えるというテストを実施する。
⑬正誤判定を行う。
第二区分、第三区分、第四区分においても⑪・⑫・⑬の操作を行う。
⑭得点計算を行う。
図6が実際の正誤判定後の結果である。
得点を表2にまとめた。
表2(筆者が作成)
第1区分 3点(3点満点)100%
第2区分 5点(6点満点)約83%
第3区分 5点(5点満点)100%
第4区分 6点(7点満点)約86%
3考察
3.1実験結果の読み取り
表2の実験結果から、黒色のシャープペンシルと青色のペンは暗記に向いている色といえる。
また、赤色のペンや黒色のシャープペンシルに黄色の蛍光ペンを引いたものは、完全な記憶には向いていないとわかる。
3.2実験結果に対する思い
多くの人が、覚えたい語句を赤ペンで書くということをしていると思う。
また、教科書の覚えたい語句に蛍光ペンで線を引くことも多いと思う。
しかし、今回の実験で意外な結果が得られた。
また、青色が暗記にいいという話を聞いたことがあった。
そのことについては正しいと判断できる。
4今後の展望
全体的に実験回数が少なかった。
第一区分については3単語でしか実験できていなかった。
そのため、結論を出すには、実験回数が少なかったといえる。
今後は、自分でより多くの単語で実験をするとともに、他者への協力を仰ぎ、実験回数の向上を目指したい。
また、筆記に用いる色の種類も増やしたい。
5参考文献
ミニラボ(www.amazon.co.jp/dp/B0B2QFJ5DJ)の6~10ページの単語を使用して実験した。
6あとがき
今回は暗記に最も向いている色を探るということを論文風にお伝えしてみました。
今後の展望でも書いた通り、実験回数があまりにも少なかったです。
そのため、この結果を信じないでください。
本当に、暗記に役立つ色を知りたかったのではありません。
実際は、英単語の暗記が嫌すぎるので、実験のためという大義名分を作るためでした。
執筆を含めて、3時間くらいで40単語を覚えることができました。
効率は悪いような気もするのですが、やりたくないと葛藤して時間が過ぎるよりはいいと思います。
こんな、論文風のことをしているのですが、中学校卒業のために本当の論文を書かねばなりませんなりません。
それが終わらず、本当にやばいんですよね......
再来週が終わると定期テストなので、そっちも心配です。
色々と不安なことはありますが、何事にも全力で頑張っていこうと思います。
ブログも、言い訳をせず、また、言い訳にもせずにやっていきます。
それでは、また~。