A . 爆発するから絶対にダメ!
掃除が苦手な、里得木です。
大掃除の季節がやって来ました。
すると、洗剤を使うことも増えるでしょう。
洗剤は、「混ぜるな危険」と書いてある通り、混ぜてはいけないことは知っていると思います。
しかし、洗剤によって引き起こされる事故はそれだけではありません。
アルカリ性洗剤を金属の容器に入れると爆発が起きます。
東京消防庁の実験映像です。
化学反応という言葉が出ていたので、化学反応式を調べました。
アルカリ性洗剤は、水酸化ナトリウムを含むものと考察する文章を見つけたので、その考えに従いました。
2Al + 2NaOH + 6H₂O → 2Na[Al(OH)₄] + 3H₂
Alはアルミ、NaOHは水酸化ナトリウム、H₂Oは水のことです。
右側にH₂(水素)が発生していることがわかります。
動画内の気体が発生というのは、水素のことだったとわかります。
Na[Al(OH)₄]は「テトラヒドロキソアルミン酸ナトリウム」というそうです。
厚生労働省に腐食性物質(クラス8)に分類されていて、水溶液のpHは13.5超だそうです。
「テトラ」は「4」という意味、「ヒドロキソ」は「水酸基」という意味なので、「テトラヒドロキソ」で「四水酸基」という意味でしょう。
化学式で「OH」と書かれているのが「水酸基」を表していて、それが4つあるので、「四水酸基」なのですね。
ということで、洗剤は専用の容器から移さないようにしましょう。
大掃除の前なので注意喚起を兼ねて書いてみました。
化学反応式について、簡単に説明しています。