理系の理系による理系のためのブログ

理系以外の人も大歓迎です。

理系の本紹介『ゼロからトースターを作ってみた結果』

基本情報見方はこちら

タイトル:ゼロからトースターを作ってみた結果
著者:トーマス・トウェイツ
訳者:村井理子
出版社:新潮社
発行日:2015年10月1日
大きさ:15×10×2cm (211p)
読むのにかかる時間:1時間
内容の難解さ:簡単
日本語の難解さ:簡単
 

内容

イギリスで芸術の大学に通うブロガーが大学院の卒業制作としてトースターを作ったという話。
それも、ただパーツを組み合わせるのではなく、鉱山に行って金属を掘り出し精錬してと、本当に「ゼロ」から作っているので、すごい。

 

感想

語りかける口調で書いているのですいすい読める。が、タイトルからわかる通り、尋常じゃない「やる気」によって作っているので、行動力の高さに驚かされる。また、科学的な話は、すごくわかりやすく解説してくれるので、中学生の僕でも何となくわかる。途中からは、落ちているプラスチックを溶かして、あくまで資源だと言い張ったり、最後のニッケルを取り出すためにカナダの硬貨を溶かすあたりで、卒業制作なのだとわかる。
全体を通して、自分が普段使っているものもこんなに多くのプロセスや科学技術によってつくられたということを改めて感じさせられた。皆さんがこのブログを見ているスマホやパソコンも、どのような原理で動いているのか、どこで何によってつくられたか、考えてみると面白いかもしれない。
そのうち、スマホをゼロからつくってみたいなぁ。

 
気になったら、ぜひ、読んでみてください。